SEASON

新米は、いつから新米なのか。

店頭に「新米」の文字が並ぶ時期があります。あの表示には、実は決まりがあります。定義と、収穫時期と、炊き方の違いを整理します。

公開 2026-07-26 ・ 宮城県栗原市花山 / 株式会社花山屋

「新米」には、表示のルールがあります

秋になると、店頭に「新米」の表示が並びます。これは雰囲気で使われている言葉ではなく、食品表示のルールに基づいた表示です。

具体的には、収穫した年の12月31日までに精米・包装された米に「新米」と表示できるとされています。

つまり、同じ年に収穫された米であっても、年が明けて1月以降に精米されたものは「新米」と表示できません。中身は同じ産年の米でも、表示だけが変わるということが起こります。

「令和7年産」と「新米」は別の表示

「令和7年産」は、いつ収穫されたかを示す産年表示です。年が明けても変わりません。一方「新米」は、いつ精米・包装したかに関わる表示です。この2つを混同すると、米袋の情報を読み違えます。

収穫の時期は、産地によって変わります

日本列島は南北に長く、同じ品種でも収穫時期はずれます。おおまかな流れは次のとおりです。

地域収穫のおおよその時期
沖縄・九州の一部(早期栽培)6月〜7月
関東・北陸8月下旬〜9月
東北9月〜10月
北海道9月中旬〜10月

東北の山あいでは、9月から10月にかけてが収穫期にあたります。標高が高いほど、また北にあるほど、時期は遅れる傾向があります。

新米は、何が違うのか

水分量が多い

収穫からの時間が短いため、米粒に含まれる水分が多い状態です。これが炊き上がりのやわらかさ、みずみずしさにつながります。

香りが立つ

精米後の時間が短いほど、酸化による香りの変化が進んでいません。炊いたときに立ちのぼる香りは、新米のわかりやすい特徴です。

粒に透明感がある

乾燥が進んだ米は白濁して見えることがありますが、新米は粒に艶と透明感があります。

新米を炊くときは、水を控えめに

新米はもともと水分を含んでいるため、いつもと同じ水加減で炊くと、やわらかくなりすぎることがあります。

逆に、精米から時間が経った米は乾燥しています。この場合は水をやや多めにすると、硬さが和らぎます。研ぎ方や浸水の詳細は 米の研ぎ方と炊き方|甘みを引き出す手順 にまとめています。

「新米が一番美味しい」とは限らない理由

新米には確かに独特の魅力があります。ただ、米の味を決める要素は収穫時期だけではありません

精米してから何日経っているか。どんな温度で保管されていたか。これらは新米・古米の区別以上に、口に入った瞬間の味を左右します。収穫から日が浅くても、精米後に高温で長く置かれていれば風味は落ちます。

逆に言えば、収穫年に関わらず、精米から日が浅く、適切に保存された米は美味しく食べられるということです。保存については 米の保存方法|精米後の劣化を防ぐ をご覧ください。

年に一度しか、収穫はありません

米づくりは、一年に一度です。春に植えて、秋に穫る。そのサイクルの外に出ることはできません。

花山屋がお届けしているのも、その年に穫れた分だけです。数量には限りがあり、なくなれば次の収穫を待つことになります。この土地の条件については 宮城県花山という土地|栗駒山と迫川最上流の米づくり に書いています。

よくある質問

「新米」と表示できるのはいつまでですか。

食品表示のルールでは、収穫した年の12月31日までに精米・包装された米に「新米」と表示できるとされています。年が明けて1月以降に精米されたものは、同じ年に収穫された米であっても「新米」とは表示できません。

新米と古米では、炊き方を変えるべきですか。

水加減を調整すると失敗しにくくなります。新米は収穫直後で水分を多く含むため、通常の水加減ではやわらかくなりすぎることがあります。やや控えめから始めて調整してください。逆に精米から時間が経った米は乾燥しているため、やや多めにすると硬さが和らぎます。

「令和7年産」と「新米」は同じ意味ですか。

違います。「令和7年産」は収穫された年を示す産年表示で、年が明けても変わりません。一方「新米」は精米・包装の時期に関する表示で、収穫年の12月31日までという制限があります。

HANAYAMAYA

収穫は秋に、ただ一度。

年に一度の収穫分のみをお届けしています。宮城県栗原市花山産ひとめぼれ100%、ご注文をいただいてから精米します。

2kgを購入する ¥3,800(税込)・全国送料無料・注文後精米